(57)「農民芸術概論綱要」より
世界全体が幸せにならないうちは個人の幸せはありえない
(56)「気のいい火山弾」より
私の行くところは、ここのように明るく楽しいところではありません。けれども、私共は、みんな自分でできることをしなければなりません。さよなら。みなさん。
(55)「雨ニモマケズ」より
ホメラレモセズ、クニラレモセズ、ソウイウモノニワタシハナリタイ
(54)「生徒諸君に寄せる(断章七)」より
新たな詩人よ。嵐から、雲から、光から、新たな透明なエネルギーを得て人と地球に取るべき形を暗示せよ。
・・・・・
(53)「眼にていう」より
だめでしょう
とまりませんな
がぶがぶ湧いているですからな
・・・・・
(52)「雨ニモマケズ」より
西に疲れた母あれば行ってその稲のをおい
(51)「春と修羅・小岩井農場 パート九」より
もうけしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云つたとこで
またさびしくなるのはきまつてゐる・・・
(50)「農民芸術概論綱要」より
皆が幸せにならない限りは(世界が全体幸福にならないうちは)個人の幸福はありえない。
(49)「注文の多い料理店」序文より
わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
(48)「春と修羅・序」より
私という現象は有機交流電灯のひとつの青い照明です
(47)「猫の事務所」より
どんなにつらくてもぼくはやめないぞ,きっとこらえるぞ
(46)詩「青森挽歌」より
すべてあるがごとくにあり
かがやくごとくにかがやくもの
(45)詩「眼にて云う」より
ゆふべからねむらず血も出つづけなもんですから
そこらは青くしんしんとして
どうも間もなく死にさうです・・・
(44)「サキノハカといふ黒い花といっしょに」より
酒を呑みたいために尤らしい波瀾を起すやつも
じぶんだけで面白いことをしつくして
人生が砂っ原だなんていふにせ教師も
いつでもきょろきょろひとと自分とくらべるやつらも ・・・・
(43)「とっこべとら子」より
豪儀じゃ、豪儀じゃ、そちは左程になけれども、そちの身に添う慾心が実に大力ぢゃ。
(42)「農民芸術概論綱要」より
世界(が)全体幸福にならないうちは、自分の幸福はありえない
(41)「雨ニモマケズ」より
雨にもまけず
(40)「雨ニモマケズ」より
雨にも負けず風にも負けず一日玄米・・・
(39)「雨ニモマケズ」より
雨にも負けず風にも負けず・・・・・
(38)「なめとこ山の熊」より
なめとこ山の熊を読んで賢治の言葉とも思える、あらもの屋の主人のことを、こんな人は大嫌いだと確か書いてありました。
編集部 注)けれども日本では狐けんといふものもあって狐は猟師に負け猟師は旦那に負けるときまってゐる。ここでは熊は小十郎にやられ小十郎が旦那にやられる。・・・
(37)弟の清六さんに送った葉書より
「我々は、楽しく、正しく進もうではありませんか。苦痛を享楽できる人は、本当の詩人です。もし風や光の中に自分を忘れ、世界が自分の庭になり、・・・」
(36)「雨ニモマケズ」より
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ 慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラツテイ」
(35)「注文の多い料理店」より
「注文の多い料理店」
(34)「やまなし」より
「かぷかぷと笑いました」
(33)「永訣の朝」より
「おまへがたべるこのふたわんのゆきに わたくしはいまこころからいのる どうかこれが天上のアイスクリームになって おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ」
(32)春と修羅4「生徒諸君に寄せる」より
「諸君よ 紺色の地平線が膨らみ高まるときに 諸君はその中に没することを欲するか・・・」
(31)「あすこの田はねえ」より
「・・・雲からも風からも 透明な力が そのこどもにうつれ・・・」
(30)「雨ニモマケズ」より
「ホメラレモセズ クニモサレズ ソウユウモノニ ワタシハナリタイ」
(29)詩集『春と修羅』の「青森挽歌」より
「全てあるがごとくにあり、輝くごとくに輝くもの おまえの武器やあらゆるものはおまえに暗くおそろしく まことは楽しく明るいのだ」
(28)「銀河鉄道の夜」より、カムパネルラの言葉
「けれども誰だってほんたうにいいことをしたらいちばん幸せなんだね。」
(27)詩集『春と修羅』の中の『無声慟哭』、最期の4行
『わたくしのかなしさうな眼をしてゐるのは/わたくしのふたつのこころをみつめてゐるためだ/ああそんなに/かなしく眼をそらしてはいけない』
(26)「農民芸術概論綱要」結論
われらに要るものは銀河を包む透明な意志 大きな力と熱である
(25)Ginga tetsudou no yoru
Sekai ga zentai saiwai ni naranai uchi wa kojin no saiwai wa ari e nai.
(24)『手紙 四』
チュンセはポーセをたづねることはむだだ。なぜならどんなこどもでも、また、はたけではたらいてゐるひとでも、・・・
(23)「農民芸術概論綱要」
世界が全体に幸福にならないうちは個人の幸福はありえない
(22)「春と修羅」序
わたくしという現象は仮定された有機交流電燈の一つの青い照明です
(21)春と修羅 第三集「あすこの田はねえ」
雲からも風からも 透明な力が その子供にうつれ
(20)「グスコーブドリの伝記」
私のようなものはこれから沢山できます。私よりもっともっと何でもできる人が、私よりもっと立派にもっと美しく仕事をしたり笑ったりして行くのですから
(19)「銀河鉄道の夜」
ほんとうの神様
(17)「農民芸術概論綱要」
世界が全体幸福なならないうちは、個人の幸福はありえない
(16)「銀河鉄道の夜」
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。……」 「うん。僕だってそうだ。」
(15)春と修羅第二集 「告別」(作品第三八四番)
ひとさへひとにとどまらぬ
(14)「雨ニモマケズ」
南ニ死ニソウナ人アラバ行ッテコワガラナクテモイヽトイヒ
(13)「小岩井農場 パート九」
わたくしははつきり眼をあいてゐるのだ ユリア ペムペル 私の遠いともだちよ
(12)「春と修羅 詩稿補遺 [まあこのそらの雲の量と]」
清貧と豪奢とは両立せず いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない
(11)「雨ニモマケズ」
イチニチニ 玄米4合ト 味噌トスコシの野菜ヲタベ
(10)「青森挽歌」
感ずることのあまり新鮮にすぎるとき それをがいねん化することは きちがいにならないための 生物体の一つの自衛作用だけれども
(9)「永訣の朝」
あんなおそろしいみだれたそらから このうつくしい雪がきたのだ (うまれでくるたて こんどはこたにわりやのごとばかりで くるしまなあよにうまれてくる)・・・
(8)「十力の金剛石」
「宝石の雨はあらゆる小さな虹をあげました。金剛石がはげしくぶっつかり合っては青い燐光を起しました。・・・
(7)「種山ヶ原」
「達二は、仰向けになって空を見ました。空がまっ白に光って、ぐるぐる廻り、そのこちらを薄い鼠色の雲が、速く速く走ってゐます。・・・
(6)「屈折率」
「七つの森のこつちのひとつが 水の中よりもつと明るく そしてたいへん巨きいのに わたくしはでこぼこ凍つたみちをふみ このでこぼこの雪をふみ・・・
(5)「虔十公園林」
「ああさうさう、ありました、ありました。その虔十といふ人は少し足りないと私らは思ってゐたのです。いつでもはあはあ笑ってゐる人でした。・・・
(4) 「銀河鉄道の夜」
「みんながめいめいじぶんの神さまがほんたうの神さまだといふだらう、けれどもお互いほかの神さまを信ずる人達のしたことでも涙がこぼれるだらう。」
(3)「 洞熊学校を卒業した三人」
狸はむにゃむにゃ兎の耳をかみながら、「なまねこ、なまねこ、世の中のことはな、みんな山猫さまのおぼしめしのとほりぢゃ。・・・
(2)「 銀河鉄道の夜」
「僕はもうあのさそりのやうにほんたうにみんなの幸のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまはない。」
(1)「土神ときつね」
「おれはいやしくも神ぢゃないか、一本の樺の木がおれに何のあたひがあると毎日毎日土神は繰り返して自分で自分に教へました。・・・
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