笛ふきの滝といふのは、まつ白な岩の崖のなかほどに、小さな穴があいてゐて、そこから水が笛のやうに鳴つて飛び出し、すぐ滝になつて、ごうごう滝におちてゐるのをいふのでした。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第8巻『どんぐりと山猫』P.18」 |
風が山の頂を通ってゐるやうな音がする。気をつけてそっちを見ると何だかわけのわからない白い細長いものが山をうごいて落ちてけむりを立ててゐるのがわかる。それがなめとこ山の大空滝だ。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第7巻『なめとこ山の熊』P.58」 |
笛ふきの滝が答えたやまねことは? | →山猫と別当 |
なめとこ山とはどんな山なのか? | →なめとこ山 |