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(7)私は兄が賢治という名のこともあり、昔から宮沢賢治には関心がありました。特に、小さい頃、兄に連れられて行った銀河鉄道の夜のアニメーション映画が忘れられません。ただ、昔の記憶なのでどこの制作会社が作ったものなのか、作画は誰が担当したのか、そして、あの音楽を作曲したのは誰なのかが分かりません。知っている方がいたら、教えてください。また、あの映画音楽がCDか何かになっているのかどうかも知りたいです。(賢治の妹さんより)
A こんにちは。私も小さい頃にあの映画を見て賢治の世界のとりこになりました。あの映画の音楽は細野晴臣さんという方が手がけていらっしゃいます。私も「銀河鉄道の夜」のサウンドトラックを、長い間探しまわって先月ようやく見つけることができました。あのCDはサウンドトラックと言うにはもったいない程素晴らしい物だと思います。毎晩寝る前に部屋を暗くして聴いています。私は特に「プリシオン海岸」という曲が好きです。ちなみに細野晴臣さんは昔、はっぴいえんどというバンドで活動していらっしゃいました。このバンドの音楽、特に歌詞は感動ものです。是非一度聴いてみてください。 ビデオの方も廉価版(四千円くらい)が出てます。先日奮発して買っちまいました。ところであの作品で人物が猫なのには、えらく批判があったようですが、あの猫は、猫にして猫に有らず。賢治の時代とは違い、ヨーロッパがもはや異界でない現代での、「異人」の記号的表現なんだと理解しています。もし人間でやってたら変にバタくさくなって、あのガラス細工のような雰囲気は、醸せなかったのではないでしょうか。猫で映像化するというアイデアが、誰の発案なのか解りませんが、むしろより深く作品の扱いを理解しておられたように思います。 1年前「銀河鉄道の夜」をビデオ屋で見つけました。まだどっかのビデオ屋であると思います。探してみればあると思います。 映画「銀河鉄道の夜」は 日本ヘラルド制作 杉井ギサブロー監督 別役実脚本 細野晴臣音楽 です。 音楽はCDも出ていたようですが最近見かけません。 中古CD屋で探すしかないようです。 ちなみに私は当時LPレコードで買ったのですが、この音楽はすばらしい! 今でも時々、テレビ番組のBGMとして使われています。 銀色のジャケットです。がんばって探してみてください。 私もこのアニメから宮沢賢治の世界にはまりました。 まっとうな(?)賢治ファンからは「猫は邪道」と言われたりもしますが、すばらしい作品だとおもいます。 [銀河鉄道の夜]を見に行ってみてください。きっといろんなことが分かると思います。 アニメーションの「銀河鉄道の夜」のBGMは全て細野 晴臣さんの曲です。 オリジナル・サウンド・トラックとしてずいぶん前にテイチク から出ましたが、今はもう生産が中止になったのか、なかなか店頭では見られなくなっています。 一度問い合わせてみてはいかがですか? 僕もあのアニメは大好きで(ますむらひろしさんの猫がなんともいえない・・・)何度も見ました。 音楽もお気に入りです。 わたしもさがしていたところみつけることができました 今年は賢治生誕百周年の次の年なのでレコード屋においてありました サントラ盤の所をみてみるといいかもしれません 私は店員の人に教えてもらいました
Date: Wed, 7 May 1997 僕もこの間偶然見つけたばかりなのですが、「CD選書」というシリーズ(Sony Records)から、「細野晴臣・銀河鉄道の夜」が出ています。パッケージの面で少し質は落ちますが、税抜1500円で買えます。それとももうお買いになった後だろうか....。 映画は1985年杉井ギサブロー監督 脚本、別役実 音楽、細野晴臣 原案、ますむらひろし 賢治さんを敬愛してやまないひとたちが 力をあわせた作品です 最初、弟の清六さんはねこなんてと反対だったそうです、製作者たちの熱意が実を結んで 1年後、試写の際「賢治もよろこぶでしょう、ごくろうさま」と言っていただけたと パンフ、に載っています 1985年 テイチク(株)よりCDが出ています、アニメのコーナーよりも細野さんで 探されたほうが見つかると思います。 |