そそのきれいな野原中の青や橙や、いろいろかゞやく三角標も、てんでに息をつくやうに、ちらちらゆれたり震へたりしました。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第7巻『銀河鉄道の夜』P.252」 |
空の野原はきらきら白く光ってゐます。七つの小流れと十の芝原とを過ぎました。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第5巻『双子の星』P.33」 |
青白く光る銀河の岸に、銀色の空のすゝきが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立ててゐるのでした。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第7巻『銀河鉄道の夜』P.251」 |
素敵に焼きをかけられてよく研がれた鋼鉄製の天の野原に銀河の水は音なく流れ、鋼玉の小砂利も光り岸の砂も一つぶづつ数へられたのです。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第6巻『インドラの網』P.144」 |
銀河の世界にもすすきが存在していた。 | →すすき |