崖やほりには、まばゆい銀のすすきの穂が、いちめん風に波立ってゐる。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第7巻『マリヴロンと少女』P.105」 |
青白く光る銀河の岸に、銀色の空のすゝきが、もうまるでいちめん、風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立ててゐるのでした。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第7巻『銀河鉄道の夜』P.251」 |
すすきは幾むらも幾むらも、はては野原いつぱいのやうに、まつ白に光つて波を立てました。 |
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第8巻『鹿踊りのはじまり』P.111」 |
銀河にもすすきが存在するのか? | →空の野原 |
まっ白に光って波を立てているすすきでおこった不思議な出来事とは? | →鹿踊り・剣舞 |