鹿踊り・剣舞

 「ぎんがぎがの すすぎの底でそつこりと
 咲ぐうめばぢの 愛どしおえどし。」
 鹿はそれからみんな、みじかく笛のやうに鳴いてはねあがり、はげしくはげしくまわりました。
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第8巻『鹿踊りのはじまり』P.122」

 あゝ。此の夏休み中で、一番面白かったのは、おぢいさんと一緒に上の原へ仔馬を連れに行ったのと、もう一つはどうしても剣舞だ。
(中 略)
 ダー、ダー、ダースコ、ダー、ダー、。踊ったぞ、踊ったぞ。町のまっ赤な門火の中で、刀をぎらぎらやらかしたんだ。
ちくま文庫「宮沢賢治全集 第5巻『種山ヶ原』P.102」


 鹿はすすきの野原で踊っていた? すすき
 「上の原」とは種山ヶ原のことか?さらに『高原』での鹿踊りの話。
 この高原とは種山ヶ原のことではないのだろうか?
種山ヶ原